凍眠/テクニカン
通常の空冷気式の急速冷凍機よりもさらに早く食品を凍結できる
おすすめポイント
ポイント1 | 独自の液体凍結 |
ポイント2 | ドリップ量が少ない |
ポイント3 | 最小限のスペースで済む |
冷凍可能な食材
凍眠は株式会社テクニカンのオリジナル技術で開発された液体凍結機です。通常の空冷式の急速冷凍機よりも早く食品を凍らせることができ、さまざまなメリットがあります。ここでは凍眠の特徴やメリットなどをご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
凍眠の特徴①オリジナル技術で高品質を実現
凍眠はマイナス30℃の液体(アルコール)で食品を凍らせる、テクニカンオリジナル技術を使った急速冷凍機です。ここでは凍眠を利用することのメリットをご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
圧倒的な冷凍品質
食品や食材のなかに水分が含まれていますが、凍結するとその水分が氷の結晶になります。凍結スピードが遅いと氷結晶が大きく膨張し、食品の細胞を傷つけてしまうため品質を大きく低下させてしまうことに繋がります。これがドリップの原因となっているのです。
その点凍眠は、通常の空冷式の急速冷凍機に比べて圧倒的な凍結スピードで冷凍が可能となっており、氷結晶の膨張を最大限抑えることを実現しています。そのため細胞をほとんど破壊せずに食品の品質を保つことができ、ドリップを逃すことなく凍結や解凍が可能です。
長期保存が可能
凍眠で凍結させた食品は劣化がほとんどないため、長期保存ができるというメリットがあります。生食用の食材でも、年間を通した出荷計画を実現することができ、安定的な利益に繋げることができるでしょう。一度凍結された食品は一般冷凍庫でも保存可能なので、保存のコストを抑えられるというのも嬉しいポイントです。
ランニングコストが低い
凍眠を利用した場合の商品1kgあたりにかかるランニングコストは、わずか数円となっています。窒素ガスや超低温凍結庫などの高額なコストが掛かる急速冷凍機以上の品質で、低コストを実現するので長期的な利用を希望している方にもおすすめです。
最小限のスペースでOK
凍眠を設置するのに必要なスペースは、同じ性能のトンネルフリーザーに比べて約6分の1となっており、最小限のスペースで最大限の力を発揮してくれます。これにより工場内や店舗内のスペースをより有効に活用できるようになり、働きやすさなども実現することができるでしょう。
すべての解凍方法に対応
凍眠で凍結させた食品は、常温や低温、加熱、流水などあらゆる解凍方法に対応しています。食品ごとに最適な解凍方法は存在していますが、特別な解凍庫も必要ないため、冷凍以外の費用がかからないというのも大きな魅力でしょう。
凍眠の特徴②さまざまな方法でテストできる
テクニカンでは購入前の凍結テストをおすすめしています。凍結テストでは凍結時のオペレーションや包装資材などの打ち合わせを行い、実際に導入してから満足できるかどうかを確かめます。そしてテクニカンではさまざまな方法で凍結テストを提供しています。
テストキッチン
テクニカンの営業所にあるテストキッチンでの凍結テストが可能です。事前に連絡してテスト希望の商品を持参すると、その場で凍結テストを実施できます。テストができる拠点は横浜の本社、札幌営業所、名古屋営業所、大阪営業所、福岡営業所です。
ビジネスパートナーなど複数名での来社もOKとしているので、お近くの方は気軽にテストできるテストキッチンをぜひ利用してみてください。また営業所では凍眠体験イベントなども実施しているので、参加してみるのもおすすめです。
発送
時間の都合がつかない方や近くに営業所がない方などは、テスト希望の商品を郵送してかわりに凍結をしてくれるサービスを利用しましょう。事前連絡のうえでテスト希望の商品を冷蔵分にて郵送すると(5kg以内)、1週間以内に冷凍便で返送してくれます。
自社テスト
自社の工場や店舗などで凍結テストを行いたい場合は、テクニカンのスタッフがテスト機をお届けして実演してくれます。単相100Vではなく単相200V、3相200V電源を用意する必要がある場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
凍眠の特徴③幅広い業種で利用できる
スピーディーに凍結することで食品の品質を保って冷凍できる凍眠は、現在さまざまな業種で導入されています。ここでは実際に凍眠を導入した店舗や工場などの事例から、いくつかをピックアップしてご紹介します。
ヒラメ養殖業
ヒラメの養殖業を営む方は、凍眠を導入したことの大きなメリットとして、1年を通じて1番美味しい状態のヒラメを供給できることを挙げています。12月にもっとも売れるヒラメですが、その時期に手作業で加工をすると出荷できる数が限られてしまいます。しかし冬になる前に凍眠で冷凍し、繁忙期に向けて計画生産できることになったことで多くの需要に応えられるようになったそうです。
酒造業
日本酒の製造を行っている酒造では、蔵で絞ったばかりの瓶詰めした生酒を凍眠で凍結することで、品質を保持したまま全国どこにでも提供することができるようになりました。また空気冷凍だと割れてしまう可能性のある瓶も、凍眠の急速冷凍なら割れる心配もありません。製造フローを大きく変更せずに冷凍商品を販売することができるようになったのです。
パン製造業
焼き立てに魅力のあるパンも、凍眠を導入することで焼きたての美味しい状態を保って出荷できるようになったという事例もあります。パンは一般的に消費期限が短く空気冷凍の場合、水分が抜けてぱさぱさになったり香りや風味が劣化してしまうという課題がありました。しかし凍眠では食品の劣化を防いで凍結できるので、焼き立てと同じような味や風味を保つことができるのです。
まずは公式サイトをチェックしてみよう!
液体の特性を活かし、食品の品質を保持したまま急速冷凍ができる凍眠が気になったら、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。公式サイトには今回ご紹介できなかった導入事例も多数掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
また実際に凍結テストを行ってみたいという方は、まずは一度テクニカンに相談してみましょう。さまざまな方法でテストを行うことができるので、納得した状態で導入することができます。
凍眠の導入事例
こちらの酒造では、生酒を瓶ごと冷凍しています。瓶は空気冷凍だと割れてしまうことがありますが、凍眠の急速冷凍なら割れる心配がないため、製造フローを大きく変える必要もなかったそうです。
生酒は瓶に詰めたあとも品質劣化が進むため、酒蔵の意図しない味わいで飲まれることが業界共通の課題だったとのこと。このように一般的には冷凍しない商品であっても、品質や鮮度の維持に課題を抱えているという事業者の方はぜひ、凍眠を検討してみてはいかがでしょうか。
海産物は鮮度が命ということで、こちらの水産加工会社では、水揚げ直後に冷凍し、その後一度解凍してパッキングなどの加工を施したのち、再度冷凍して販売しているそうです。
一般的に一度解凍してしまったものは再冷凍できませんが、普段から新鮮な海鮮を食べ慣れている地元の方に試食してもらったところ、獲れたてと変わらないおいしさだと言ってもらえたことで、凍眠の導入を決めたとのこと。
2回冷凍しても品質が変わらないという凍眠のクオリティはすごいですね。気になる方はぜひ問い合わせをしてみてください。
基本情報
冷凍タイプ | ブライン冷凍機 |
冷凍できる食材(例) | 肉/魚/野菜/パン/フルーツ/酒など |
導入した主な業種 | ベーカリー/水産加工店/果物専門店/酒造など |
導入事例の掲載数 | 17件 |
凍結スペック | 16 kg/h~560 kg/h |
サイズ(小型) | W:504×D:537×H:951 mm |
サイズ(大型) | W:1,900×D:1,300×H:2,160 mm |
オプション | 記載なし |
問い合わせ方法 | WEB・電話 |
会社情報 | 株式会社テクニカン 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南3丁目1-16 |
- ジャンルを問わない急速冷凍機
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3Dフリーザー/株式会社コガサン
引用元:https://kogasun.com/3Dフリーザーは、世界初の特許技術による冷凍で食品の美味しさをキープしたまま保存できる点が食品業界で評価を得ています。
繊細な飾りつけや、従来では冷凍ができないと思われていた食品など、「冷凍ができれば叶うのに…」と販路拡大や大量生産を諦めていた食品事業者の方におすすめしたい急速冷凍機です。