アルバネクス株式会社は、食品業界の課題を解決する革新的な技術を次々と生み出している企業です。とくに、食品加工場向けの液体凍結機や飲食店向けの小型凍結機に力を入れており、食材の美味しさをそのまま保存できると評判です。「冷凍食品は味が落ちる」と感じる方も少なくありませんが、アルバネクスの技術はその常識をくつがえします。本記事では、アルバネクスの製品や強み、そして同社が目指す未来について詳しくご紹介します。
事業内容
アルバネクスが行なっている主な事業は「冷凍凍結機事業」食用油を復活させる「オイルセラ事業」「太陽光発電事業」の3つです。以下で詳しく説明します。
オイルセラ
オイルセラとは、抗酸化作用、遠赤外線効果、消臭効果などを有する天然鉱石「AQUA-PS」を使用したアイテムです。
食用油の中に入れておくと油分同士の結びつきを抑制し、油がサラサラになります。食用油の酸化を防止できるので、油を長持ちさせられるのです。
揚げ物が美味しくなるのはもちろんのこと、コスト面でも優れた役割を果たすので、多くの飲食店や精肉店で利用されています。
太陽光発電
アルバネクスでは、太陽光発電事業を展開しています。営農を継続しながら、発電を同時に行う「営農型太陽光発電」を積極的に支援しており、本社を置く新潟県内で実績を残しています。
液体凍結機
アルバネクスの主力事業となっているのが「液体凍結機事業」です。液体凍結機とは、マイナス50℃以下の超低温で食材を一気に冷凍保存できるマシンです。アルバネクスでは、用途別に3種類の液体凍結機を販売しています。
液体凍結機は、水産物、肉、野菜などを冷凍保存するのに適しており、食品メーカーなどの現場で活躍しています。以下でさらに詳しく解説していきます。
液体凍結技術とは
液体凍結とは、超低温のエタノール水溶液の中に食品を浸漬し、対象物を急速に凍らせる技術です。
一般的な急速冷凍機は、マイナス30℃からマイナス40℃の風を対象に吹きかけることで凍らせますが、アルバネクスでは、エタノール水溶液に浸して冷凍する方法を採用しています。
なぜ、冷風を吹き当てる「エアーブラストタイプ」ではなく、液体での冷却を採用しているかというと、熱伝導率が大きく異なるからです。液体の熱伝導率は、気体よりも約20倍高いとされています。
つまり、エアーブラストタイプの急速冷凍機と同じ温度で冷凍を開始した場合、液体凍結の方が約20倍も早く冷凍できるのです。この技術により、最大氷結晶生成温度帯(マイナス5℃〜マイナス1℃)に留まる時間がさらに短くなるため、食品を新鮮なまま冷凍保存できるようになりました。
液体凍結技術のメリット
一般的な急速冷凍機に比べ冷凍速度が早い液体凍結技術ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。多くのメリットがあるので詳しくみていきましょう。
食品の品質や鮮度を保持できる
最大のメリットは、食品の鮮度や品質を長期間保持できる点です。通常の冷凍方法では、最大氷結晶生成温度帯に留まる時間が長く、食品内部に大きな氷の結晶が形成され、細胞を破壊してしまいます。
一方、液体凍結技術で急速冷凍すると、短時間かつ効率的に冷凍が行われるため、氷の結晶が小さく、細胞の破壊を最小限に留められるのです。これにより、解凍時のドリップ(旨味成分)はほとんど流れ出ず、解凍後も鮮度や食感、旨味が損なわれにくくなります。
また、液体での凍結は対象を均一に凍結できるので、品質が安定するのが特徴です。食材を提供するにあたって、品質のばらつきを解消できるのは大きなメリットといえるでしょう。
保存期間をさらに延長できる
液体凍結技術を用いて冷凍された食品は、長期間保存が可能です。低い温度で一気に凍結させるため、菌や酵素の働きを抑えられます。菌や酵素の働きを抑制することにより、腐敗や品質劣化のリスクを低減できるのです。
これにより、食品の廃棄率が低くなり、結果的にコスト削減にもつながるので大きなメリットといえるでしょう。
省スペースで利用可能
液体凍結技術を用いた急速冷凍機はコンパクトな設計であることが特徴です。一般的な「エアーブラストタイプ」の急速冷凍機では、大型のファンを搭載する必要があり、サイズは大きくなってしまいます。
しかし、液体凍結の急速冷凍機であれば、大型サイズのものでも、通常の急速冷凍機よりも省スペースで設置、利用が可能です。
幅広い食材に対応可能
液体凍結の急速冷凍機は幅広い食品に対応できます。水産品、畜産品、調理済みの食品、米、麺など多くの品種に対応できるので、さまざまな業種で使用できます。
また、食品の形状、特性によっても柔軟に対応できるので、汎用性の高い急速冷凍機といえるでしょう。
安全・衛生的
冷却用の液体は、人体に無害であるエタノール水溶液を用いていることが多く、衛生的に使用できます。また、エタノール水溶液自体に除菌効果があるため、食中毒の防止にも効果的とされています。
食品加工業や飲食業での、食中毒対策は永遠の課題なので、衛生面に効果があるエタノール水溶液の活用は大きなメリットといえるでしょう。
主な液体急速冷凍機
ここからはアルバネクスが手掛ける主な液体急速冷凍機を3つ紹介します。それぞれ使用用途が異なるので、ぜひチェックしてください。
主力商品①
ひとつ目に紹介するのが「ReCella80」です。ReCella80は、狭い厨房や作業場所でも活用できるように開発された急速冷凍機です。冷媒にはエタノール水溶液を使用するため、エアーブラストタイプの急速冷凍機よりも効率的かつ均一に食品を冷凍できます。
食品を急速に冷凍できるので、食品の鮮度や旨味成分を保ったまま保存できるのが特徴です。また、エタノール水溶液を使用しているため、衛生面でも安心といえるでしょう。
ReCella80のエタノール水溶液はマイナス50℃に冷却されており、一度冷凍保存すると、通常の冷凍庫で保存しても温度変化の影響を受けないのが特徴です。新鮮な食品を専用の冷凍庫を使用せずに保存できるのは大きなメリットといえるでしょう。
主力商品②
2つ目に紹介するのは「ReCella150」です。先に紹介した「ReCella80」と基本的な仕組みは同じですが、サイズが異なります。500×250mmの広い間口を採用しているので、50センチ程度の食品であれば丸々冷凍可能です。
また、ReCellaシリーズでは、スターリングクーラーを採用しているので、コンプレッサーよりも静かなことに加え、消費電力も抑えることが可能となります。冷凍性能に違いはありませんので、冷凍したい食材や設置場所を勘案して選択するといいでしょう。
主力商品③
最後に紹介するのが、液体凍結機「ハヤブサ」です。ハヤブサの設定温度はマイナス30℃となっており、ReCellaシリーズよりは高温であるものの、冷凍作業を行う温度と、作業停止中の待機温度を自動的に切り替える機能を搭載しています。
冷凍を行わない時間帯は温度を高めに設定しておき、作業時間が近づいてきたら温度を下げるなど、毎日の作業時間や工程にあわせて温度を調整することで、節電が可能になるのです。大型の機械ではあるものの、ランニングコストを自動的に抑えてくれるのでおすすめです。
まずは問い合わせてみよう!
液体凍結技術は、食品業界に革新をもたらす画期的な技術です。この技術により、私たちはいつでもどこでも、新鮮でおいしい食品を楽しめるようになるでしょう。アルバネクス株式会社は、その技術力や競争力で、国内外から高い評価を得ています。顧客の多様なニーズに応える柔軟な対応力や長期的な成長を見据えた戦略により、今後もさらに発展していくことが期待できます。そんなアルバネクスが気になる方は気軽に問い合わせてみましょう。
アルバネクスの基本情報
会社名 | アルバネクス株式会社 |
住所 | 新潟県柏崎市駅前2丁目2番41号 UKビル205 |
電話番号 | 0257-22-9322 |
- ジャンルを問わない急速冷凍機
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3Dフリーザー/株式会社コガサン
引用元:https://kogasun.com/3Dフリーザーは、世界初の特許技術による冷凍で食品の美味しさをキープしたまま保存できる点が食品業界で評価を得ています。
繊細な飾りつけや、従来では冷凍ができないと思われていた食品など、「冷凍ができれば叶うのに…」と販路拡大や大量生産を諦めていた食品事業者の方におすすめしたい急速冷凍機です。