年々需要が高まってきている冷凍おせちですが、おいしさや見ための面で高い基準をクリアするには、適切な急速冷凍機を導入することがポイントです。この記事では、おせちでおすすめの急速冷凍機業者を3つ、株式会社コガサン、株式会社アビー、サラヤの順に紹介します。記事の中では、各業者の急速冷凍機の特徴も詳しく解説していきます。
急速冷凍機で解決できるおせち冷凍に関する課題
自宅で解凍するだけで、できたてのようなおせちが食べられる冷凍おせち。おいしいうえに保存をきかせるための添加物が少なく味も濃すぎないことから、近年人気が高まっています。ただ、残念ながら従来の冷凍では、味や食感、見ためなどの面で合格点を満たせないこともあります。
なぜなら冷凍の際に食品内部の水分が、大きな氷の結晶となって食材の細胞を傷つけ、解凍時にはそれがドリップとなって、うまみ成分とともに流れ出てしまうからです。しかし、急速冷凍機を使えばその課題は解決できます。
急速冷凍機はスピーディーな冷凍によって、おいしさや鮮度、品質をキープしたままの解凍が可能になるからです。そのうえ、食材の保存期間ものびるので、旬の食材の安定供給、食品ロスの削減にもつながります。
そのため、適切な急速冷凍機を導入すれば、よりおいしい冷凍おせちが提供できるようになるのはもちろん、おせちメニューを多様化することや、販路を拡大することも可能になります。
3Dフリーザー/株式会社コガサン
3Dフリーザー/株式会社コガサンの基本情報
会社名 | 株式会社コガサン |
住所 | 〒750-0092 山口県下関市彦島迫町1丁目4番10号 |
電話番号 | 083-267-2811 |
まずは、3Dフリーザーを取り扱っているコガサンの特徴を、3Dフリーザーの魅力をまじえながら紹介します。
コガサンについて
コガサンは、ACVCSという高湿冷気システムを搭載した3Dフリーザーを製造・販売している業者です。
食品の品質を最大限に保つことをコンセプトに、社内のスタッフがヒアリングや現場視察によって現状を把握したうえで、顧客にとって最適な3Dフリーザーを提案してくれます。また、食品の冷凍に関するさまざまな課題を解決してくれる会社でもあります。
3Dフリーザーの強み
3Dフリーザーの強みは、おもに5つ。1つめは、食品の乾燥を防ぎつつ高湿度の冷気で包むように冷凍する独自の技術で、旨み成分を逃さず、品質や鮮度をキープできることです。2つめは、3Dフリーザーを使うと、一般的な冷凍に比べて氷の結晶が小さくなるので、短い解凍時間で解凍できることです。
3つめは、多方向から冷風をあてることで食品の形崩れや飛び散りが防止でき、冷凍前と変わらない形状をキープできることです。
4つめは、従来の冷却装置に比べて、霜取り作業が少なくすむため、省エネかつ高効率な運転ができることです。5つめは、丸洗いできる構造のため洗浄しやすく、衛生面で高い安全性が確保できることです。
3Dフリーザーの導入によってできること
ここからは、3Dフリーザーの導入によって可能になることを3つ紹介します。1つめは、肉や鮮魚などの幅広い分野で、高品質の冷凍保存ができることから、商品の生産や販売、配送のタイミングなどの調整が可能になることです。
2つめは、できたての高温食品でもそのまま冷やせるので、予冷によって発生する浮遊菌や落下菌の汚染を防止でき、食品の安全性を向上できることです。3つめは、3Dフリーザーの高湿度冷気は食品の水分を奪いにくいため、冷凍における原料の目減りを低減できることです。
CAS/株式会社アビー
CAS/株式会社アビーの基本情報
会社名 | 株式会社アビー |
住所 | 〒270-0138 千葉県流山市おおたかの森東1-12-1 |
電話番号 | 04-7137-9131(代) |
次に、CASを取り扱っているアビーの特徴を、CASの魅力をまじえながら紹介します。
アビーについて
アビーは、水の分子を管理して細胞組織を壊さずに保つ精密凍結技術であるCAS(セル・アライブ・システム)を取り扱っている業者です。職人として商品を使う人の心を知り、使う人が笑顔になるモノづくりを目指し、すべての人々が幸せになれる豊かな社会づくりに貢献することをコンセプトとしています。
CASエンジンの強み
アビーが提供するCASエンジンの強みは、おもに4つ。1つめは、既存の急速冷凍機にCASエンジンを取りつけることで、凍結前の鮮度やおいしさをそのまま再現できることです。2つめは、凍結前の食品の食感や色味までしっかりと再現できることです。
3つめは、CASエンジンをつければ食品が劣化しないために、食品の劣化リスクと食品ロスの発生を同時に防げることです。
4つめは、独自の蓄熱体内蔵パネルによって凍結機にかかる負荷を減らせることと、高出力コンプレッサーを必要なときのみに機敏にまわすことで、電気料金の低減と品質の向上が同時にできることです。
CASエンジンの導入によってできること
ここからは、CASエンジンの導入によって可能になることを3つ紹介します。1つめは、長期間にわたって高い品質をキープできることから、商圏を大幅に拡大できることです。2つめは、新鮮さをストックできるので生産者側で食品ロスが減らせるうえに出荷数が調整しやすいことです。
3つめは、市場価格に左右されることなく、いつでも旬の食材を安定して供給できることです。
ラピッドフリーザー/サラヤ
ラピッドフリーザー/サラヤの基本情報
会社名 | サラヤ株式会社 |
住所 | 〒546-0013 大阪市東住吉区湯里2-2-8 |
最後に、ラピッドフリーザーを取り扱っているサラヤの特徴を、ラピッドフリーザーの魅力をまじえながら紹介します。
サラヤについて
サラヤは、食品の品質をキープしたまま急速冷凍できる急速液体凍結機(アルコールブライン凍結)を取り扱っている会社です。
圧倒的な速さの凍結を実現することで、顧客に新たな可能性を提供することをコンセプトとし、凍結を活かしたビジネスの提案や、周辺機器のコーディネート・衛生指導などにいたるまで幅広くサポートしてくれます。
ラピッドフリーザーの強み
ラピッドフリーザーの強みは、おもに3つ。1つめは、-30℃に冷やした専用の冷凍液で食材を冷凍していることです。液体は気体よりも約20倍の凍結スピードがあるので、食品中の細胞の破壊を最小限にできます。
そのため、解凍後も冷凍前と変わらない品質とおいしさ、食感がキープできるのです。2つめは、パッキングによって食品の乾燥を防ぎつつ、360°全方位から包むように凍結するので、ドリップや形崩れを防げることです。3つめは、商品の品質が長期間キープできることによって、食品ロスが減らせることです。
ラピッドフリーザーの導入によってできること
ここからは、ラピットフリーザーの導入によって可能になることを4つ紹介します。1つめは、高い品質をキープしたまま長距離の輸送ができるので、商圏を大幅に拡大できることです。2つめは、とれたての食材を余すことなく加工できるので、生産者側の食品ロスを減らせることです。
3つめは、食材が安く購入できる旬の時期に仕入れることで、コストが削減できることです。4つめは、手のあいた時期に食品を急速凍結することで、繁忙期も安定して高品質の食品を提供できるようになることです。
まとめ
自宅で解凍するだけで本格的なおせち料理が味わえる冷凍おせちの需要は、年々増加しています。その冷凍おせちは、急速冷凍機を適切に導入することによって、より高い鮮度や品質を保ったまま顧客へ提供することが可能になります。
また、食品ロスの削減や商圏の拡大など、ほかにも急速冷凍機を導入するメリットはたくさんあります。この記事では、おせちでおすすめの急速冷凍機業者をコガサン、アビー、サラヤの順に3つ紹介しました。それぞれの業者が取り扱っている急速冷凍機の特徴や強みも詳しく解説しています。参考にしていただければ幸いです
- ジャンルを問わない急速冷凍機
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3Dフリーザー/株式会社コガサン
引用元:https://kogasun.com/3Dフリーザーは、世界初の特許技術による冷凍で食品の美味しさをキープしたまま保存できる点が食品業界で評価を得ています。
繊細な飾りつけや、従来では冷凍ができないと思われていた食品など、「冷凍ができれば叶うのに…」と販路拡大や大量生産を諦めていた食品事業者の方におすすめしたい急速冷凍機です。