冷蔵庫を利用した方法や流水を利用した方法など、食材の解凍にはさまざまな方法がありますが、適切な方法を選択しなければ食材の品質が低下する場合があります。食材の品質を低下させることなく解凍するにはどのような方法がよいのかと、悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は、独自技術を活用した解凍方法により、高い品質を維持したまま食材を解凍することに強みがある、サンテツ技研について紹介します。
独自技術のDEPAKの特徴
DEPAKとは、特殊な電気エネルギーを発生させる電圧静電誘導発生装置を利用して、サンテツ技研が開発した独自技術であり、食材の細胞を活性化させて、食材の酸化を抑える効果があります。
DEPAKを利用した食材の解凍には、いくつかの特徴があります。ここからは、DEPAKを利用して食材を解凍した場合の特徴について、具体的に解説します。
歩留まりの改善
ひとつ目の特徴は、歩留まりが改善されることです。
流水解凍や常温での自然解凍などの一般的な方法だと、食材の表面部分と中心部分に温度差が生じて、食材が均一ではなく部分的に解凍されてしまう場合があります。食材が部分的に解凍されると、食材の細胞膜が劣化して、食材のもつうまみ成分などのさまざまな成分を含んだ水分であるドリップが、食材から流出してしまいます。
ドリップが発生した分だけ食材の量は減り、歩留まりが低くなります。食材の歩留まりを改善するためには、ドリップの発生を抑えることが重要といえます。
DEPAKを利用して解凍した場合、食材の細胞を活性化させることで細胞膜の劣化を抑制できます。細胞膜の劣化を抑制して効率的に解凍することで、ドリップの量を少なくできるため、歩留まりの低下を抑えられるでしょう。
均一な解凍
2つ目の特徴は、食材を均一に解凍できることです。流水による解凍や電子レンジを利用した解凍など、食材の解凍方法にはさまざまな方法がありますが、食材の中心部が解凍されていないなど、均一な解凍ができない場合も多いでしょう。
食材が均一に解凍されないのは、解凍庫内の温度や風量が適切に調整されていないため、食材全体に均一に温度が伝わっておらず、食材の表面部分や中心部分などの部分ごとに温度差が生じていることが原因です。
DEPAKは、解凍庫内の温度や風量を、環境や食材に応じて適切に調整して解凍するため、食材の各部分に温度差が生じにくくなります。食材の部分ごとの温度差が抑えられることで、ムラのない均一な解凍が可能になるでしょう。
作業効率の向上
3つ目の特徴は、作業効率が向上することです。たとえば、食材の解凍に冷蔵庫を利用する場合だと低温で解凍が進むため、ムラなく均一に解凍できますが、低温であるがゆえに解凍が次第に進むため、完了までに時間がかかってしまいます。
また、食材の解凍に流水を利用する場合だと、冷蔵庫内で低温で解凍するよりも比較的短時間で解凍できます。しかし、食材の表面部分や中心部分に温度差が生じてしまい、ムラのない均一な解凍が難しい場合があるでしょう。
DEPAKを利用した場合、解凍時の温度を冷蔵庫内のような低温にしたうえで、風量を適切に調整して食材を解凍するため、食材全体を均一かつ短時間で解凍できるでしょう。また、季節や気温による影響を受けることなく、食材を短時間で安定して解凍できるため、突発的な発注があった場合でも、迅速な対応が可能になります。
さらに、食材を解凍する際には、解凍庫内に食材を入れてボタンを押すだけで適切な環境で解凍をしてくれるだけでなく、解凍が完了したあとは解凍庫内の温度を自動で低温の冷蔵庫運転に切り替えてるため、解凍した食材を保管のために冷蔵庫へ移し替える必要がなくなります。
衛生環境の改善
4つ目の特徴は、作業場の衛生環境を改善できることです。作業場が汚れる原因のひとつは、食材の解凍時に発生するドリップであり、解凍時に大量に発生してしまうと、作業場のフロアの広範囲が汚れ、作業場の衛生環境の悪化につながるでしょう。
DEPAKを利用すれば、解凍時のドリップの発生が抑えられるため、フロアの汚れが少なくなり、作業場の衛生環境が改善されるでしょう。
品質改善
5つ目の特徴は、解凍した食材の品質を改善ができることです。食材に含まれる成分は酸化によって変質します。成分が変質すると、食材の色や香りに悪影響をおよぼすため、食材の品質低下につながってしまいます。
食材が一度酸化すると、酸化する前のもとの状態に戻すことができません。そのため、食材の品質低下を防ぐためには、食材の酸化を抑えることが重要といえます。DEPAKは、食材の酸化を防止するための特殊な電気エネルギーを発生させて、食材にそのエネルギーを与えることで、食品の酸化が抑制されます。
食材の酸化を防止できるDEPAKを利用して食材を解凍すれば、解凍時の食材の酸化による品質低下を防ぎ、解凍後も食材本来の旨味や新鮮さが維持できるため、食材の品質改善が可能になるといえます。
すぐれた提案力
サンテツ技研がもつ強みのひとつに、すぐれた提案力があります。
サンテツ技研では、営業や開発設計などすべての部署が密接に連携しているため、お客様の抱える課題の解決に必要な提案について、営業、開発、製造にいたるまでワンストップで提供可能です。そのため、製品の販売から具体的な使用方法に至るまで、お客様の現場の状況やニーズにあわせた最適な提案ができるでしょう。
検証実施に対応
サンテツ技研では、DEPAK製品を利用した食材の解凍の検証実施にも対応しています。
実際にお客様が使用する食材を用いて、事前の打ち合わせで決定した検証条件や評価方法にもとづき、食材の凍結、解凍、鮮度保持について検証をします。検証条件には、食材の種類やサイズ、仕上がり温度、現状の食材解凍の処理温度および解凍時間など、お客様の現場の環境にあわせたさまざまな条件が設定できます。
また、検証終了後には検証結果を評価項目ごとに評価したうえで、内容をまとめた報告書を作成しており、検証結果の詳細について確認できます。報告書に記載される評価項目には、食材の解凍処理前後の歩留まり、複数の社員による解凍後の食材の匂いや味に関する官能検査、食材解凍の処理時間や温度などがあります。
自社ラボの高い研究力
サンテツ技研には、食材の凍結、解凍、鮮度保持について研究し、製品を開発するための自社ラボがあります。
自社ラボでは、3Dによるシミュレーション流体解析や食材が解凍されるまでの温度推移計測など、DEPAKを利用した食材の解凍に関するさまざまな基礎研究を繰り返し行い、データを蓄積しています。
自社ラボの高い研究力を活かし、豊富なデータを蓄積しているサンテツ技研では、蓄積したデータを活用して、お客様のさまざまなニーズに応じた新たな製品の開発やお客様の課題解決のための最適な提案ができるでしょう。
まずは資料請求してみよう!
サンテツ技研には、食材の解凍に独自技術であるDEPAKを活用することで、食材のドリップを減少させて、食材の歩留まりの改善や、作業効率の向上などを可能にできるという特徴があります。
また、すぐれた提案力を有しており、すべての部署が連携して、お客様のニーズに応じた最適な提案が提供できるという強みがあります。
さらに自社ラボでさまざまな研究をしており、高い研究力を活かしてお客様のニーズに応じた製品の開発や実際の現場の状況にあわせた精度の高い具体的な検証にも対応可能です。
サンテツ技研では、公式サイトの問い合わせフォームから製品についての資料請求ができるため、まずは資料請求をしてみるのがよいでしょう。
サンテツ技研の基本情報
会社名 | 株式会社サンテツ技研 |
住所 | 兵庫県神戸市中央区海岸通5番地(商船三井ビル7F) |
電話番号 | 078-393-7092 |
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