
食材の鮮度を保ちながら、効率的な仕込みや在庫管理を実現できる「急速冷凍機」は、飲食店経営において強い味方です。しかし、さまざまな製品がある中で、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで本記事では、株式会社コガサンの「3Dフリーザー」、テクニカンの「凍眠」、フクシマガリレイの「ショックフリーザー」、飲食店オーナーにおすすめの急速冷凍機を厳選して3つご紹介します。
3Dフリーザー/株式会社コガサン

3Dフリーザー/株式会社コガサンの基本情報
会社名 | 株式会社コガサン |
住所 | 山口県下関市彦島迫町1丁目4番10号 |
電話番号 | 083-267-2811 |
「お店の味をそのまま届けたい」「フードロスを減らしたい」そんな飲食業界の課題を解決するのが、株式会社コガサンの「3Dフリーザー」です。
従来、冷凍が難しかった食品にも対応し、美味しさと品質を保ちながら、保存や配送の効率を大きく向上させています。
本来の味と品質を守る「2つの顔」を持つ急速冷凍機
株式会社コガサンが開発した「3Dフリーザー」は、飲食業に関わるすべての方の理想を形にする画期的な急速冷凍機です。
「お店の味をそのまま発注者へ届けたい」「計画的に仕込みを行い、食材ロスを減らしたい」「加工食品の安全性をさらに高めたい」といった要望に応えるため、従来は冷凍が難しかった食品にも対応可能となっています。
最大の特長は、1台で「フリーズモード」と「チラーモード」という2つの機能を搭載している点です。
フリーズモードでは、食品の芯温を-18℃以下まで一気に冷却します。氷結晶の成長を抑え、細胞破壊を最小限にすることで、解凍後も風味や食感が損なわれません。
一方、チラーモードは芯温3℃以下まで素早く冷却することで、細菌の繁殖を防ぎ、安心・安全な状態での保存や調理が可能になりました。
これにより、日々の仕込み作業の効率化や、食材の衛生管理のレベルアップにも貢献します。「3Dフリーザー」は、味や品質を妥協せずに、食の流通や仕込みのスタイルを変革する一台です。
冷凍の限界を超える技術力
株式会社コガサンは「冷凍の常識を変える」ことを掲げ、これまで冷凍が不可能とされていた食品にも対応可能な技術を開発してきました。
中でも注目されているのが、今回ご紹介している独自の3D冷凍・冷却技術です。3Dフリーザーは、食品の周囲だけでなく内部にも均一な冷気を循環させることで、冷却ムラを抑制します。
これにより、食品本来の色・香り・食感を守ったまま冷凍・冷却が可能となります。冷凍食品の品質を高めたい、商品ラインナップを広げたい、そんな想いを持つ飲食店や食品加工業者にとって、3Dフリーザーは新たな可能性を切り拓く存在といえるでしょう。
幅広い現場で活用される「万能冷凍機」
「3Dフリーザー」は、肉・魚・野菜・果物・パン・米・惣菜など、さまざまな食品に対応可能で、その汎用性の高さから多くの飲食店や食品工場で導入が進んでいます。
従来は品質劣化を恐れて冷凍できなかった食品も、美味しさを保ったまま冷凍・冷却できる点が大きな魅力です。
3Dフリーザーを活用することで、店舗経営の幅が広がり、新たな販売戦略の構築にもつながります。
なお、具体的な導入事例や使用シーンは、株式会社コガサンの公式サイトでも紹介されており、自店舗での活用イメージを膨らませるのに役立つでしょう。
凍眠/テクニカン

凍眠/テクニカンの基本情報
会社名 | 株式会社テクニカン |
住所 | 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南3丁目1-16 |
電話番号 | 045-948-4855 |
食材の鮮度と美味しさを損なわずに保存できる冷凍技術をお探しの方におすすめなのが、株式会社テクニカンの急速冷凍機「凍眠」です。
液体による凍結という独自技術で、食品の細胞をほとんど壊すことなく、まるで冷凍していないかのような品質を実現します。
旨味を逃がさず凍らせる「液体凍結」の実力
テクニカンの「凍眠」は、一般的な空冷式の急速冷凍とは一線を画す「液体凍結」という独自の冷却技術を採用しています。この液体凍結とは、気体ではなく熱伝導率の高い液体を使って食品を急速に冷却する方法です。
食品の多くは水分を含んでおり、冷凍時にこの水分が膨張して細胞を破壊し、旨味や食感が失われてしまうことがあります。
しかし「凍眠」は冷却スピードが非常に速いため、水分の膨張を抑え、細胞のダメージを最小限に留めることが可能です。その結果、解凍後も食品の風味や食感がほとんど変わらない、まるで「冷凍していない」ような品質が保てます。
さらに、急速冷凍によって菌の増殖を防ぎ、衛生面でも大きなメリットがあります。食材の美味しさを守りつつ、安心・安全な状態で長期保存や配送が可能になるのです。まさに革新的な冷凍技術といえるでしょう。
省スペース・低コストで導入しやすい設計
「凍眠」は、その優れた冷凍性能に加え、使いやすさとコストパフォーマンスにも配慮された設計が魅力です。
1kgあたりの冷凍にかかるランニングコストはわずか数円と経済的ですし、液体を使用するにも関わらず、窒素ガスや超低温冷凍庫のような高額な設備投資は不要です。
また、設置面積も一般的なトンネルフリーザーの約1/6以下と非常にコンパクトなので、厨房や作業場の限られたスペースにも導入しやすいでしょう。
さらに、凍眠で凍結した食品は、解凍方法を選ばないのも大きなメリットです。常温・低温・加熱・流水と、用途や状況に合わせて柔軟に対応できるため、業務の効率化にもつながります。
多彩な現場で実績あり!事前テストも可能
「凍眠」は、肉・魚・惣菜・スイーツなど、あらゆる食品を高品質で冷凍できるため、幅広い業種で導入が進んでいます。飲食店はもちろん、食品加工業者や製菓業界など、多様なニーズに応える万能冷凍機として注目されています。
また、導入を検討している方に嬉しいのが、自社製品が凍眠で問題なく冷凍できるかを、事前にテストできるサービスがあることです。
これは自社の技術に対する強い自信の現れでもあります。実際の導入事例や、各業種での活用シーンは株式会社テクニカンの公式サイトでも公開されており、自社に合った使い方を具体的にイメージしやすくなっています。
ショックフリーザー/フクシマガリレイ

ショックフリーザー/フクシマガリレイの基本情報
会社名 | フクシマガリレイ株式会社 |
住所 | 大阪府大阪市西淀川区竹島2-6-18 |
電話番号 | 0120-21-3521 |
フクシマガリレイの「ショックフリーザー」は、食品業界で求められる急速冷却・急速凍結に対応する画期的な機器です。
自動洗浄機能付きブラストチラーを搭載し、食品の品質保持と安全性を一貫して守ります。
食材の風味を逃さず保つ
フクシマガリレイのショックフリーザーは、冷却と凍結を一貫して素早く行うため、食品の美味しさを最大限に引き出します。
とくにブラストチラー機能は、加熱された食品を短時間で急速に冷却・冷凍する能力を持っていることが特徴です。
熱々の食品を庫内に入れることで、湯気と一緒に蒸発してしまう水分・香り・色などが逃げることなく封じ込められます。これにより、食材のジューシーさを保ちながら、見た目や味も維持されるのです。
さらに、最大-40℃の冷気を利用することで、菌の増殖温度帯(約10〜60℃)を素早く通過させ、食品の衛生状態を確保します。
従来の冷却方法では、時間がかかりがちな粗熱取りを大幅に短縮し、食材を最適な状態で処理できるため、品質向上と同時に効率化が実現できます。
簡単・効率的な自動洗浄機能
ショックフリーザーには、操作が簡単で効率的な自動洗浄機能も搭載されています。専用洗浄剤を投入し、クリーニングボタンを押すだけで、庫内の清掃から冷却庫内の蒸発器まで洗浄・すすぎ・乾燥が全自動で行われます。
庫内上部に設置された回転ノズルにより、均等に庫内全体を洗浄できるため、手洗いよりも衛生的で効率的です。
また、タンク循環方式を採用しており、水の使用量が少なく、節水にもつながります。これにより、食品衛生を保ちながら運用コストを削減することもできるでしょう。
導入事例でわかる実績と信頼
フクシマガリレイのショックフリーザーは、さまざまな業界で導入事例があります。公式サイトでは、実際に使用されている事例をチェックすることが可能です。
とくに食品スーパーや飲食業界での活用例が紹介されており、業界全体での信頼性の高さが伺えます。食材を冷凍することで品質を保ちながら、安全性を確保し、業務効率化に寄与することができる事例が多くあります。
まとめ
【飲食店オーナー向け】おすすめの急速冷凍機3選を紹介しました。株式会社コガサンの「3Dフリーザー」、テクニカンの「凍眠」、フクシマガリレイの「ショックフリーザー」は、いずれも食材の品質を保ちながら、効率的に冷凍・冷却を行える優れた機器です。これらの急速冷凍機を活用することで、飲食店は効率的な食材管理を実現し、品質を守りながらコスト削減にも繋がります。それぞれの特徴を理解し、自店のニーズに最適な冷凍機を導入しましょう。